《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
マッキーの説明に、松岡さんは
納得したように頷いて、
「そうだったのね。
ええと、あなたはたしかホール
の……」
「ハイ、チーフの松木です」
「そうね、失礼。
それと、神月社長の娘さんよね」
「はぁ、どうも」
前に爽介が、社長の娘ってゆー
のは関係ないって言ってくれて
るんだけどな。
まぁ、パパと面識あるんだし、
そっちで覚えられても仕方ないの
かもしんないけど。
でもやっぱいい気がしなくて、
あたしの返事は愛想ないものに
なっちゃう。
イヤ……愛想のなくなるイチバン
の理由は、別。
矢崎さんとのことを知っちゃって
るから、もぉ、自然と声に嫌悪感
が出ちゃう。
それに松岡さんと連動して、
矢崎さんのことまで思い出し
ちゃうし。
――松岡さんも同じ時間帯に
来るって知ってたら、来なかった
のに……。
急にテンションが低くなった
あたしを、マッキーがチラッと
不思議そうな目で見てるのが
わかった。
納得したように頷いて、
「そうだったのね。
ええと、あなたはたしかホール
の……」
「ハイ、チーフの松木です」
「そうね、失礼。
それと、神月社長の娘さんよね」
「はぁ、どうも」
前に爽介が、社長の娘ってゆー
のは関係ないって言ってくれて
るんだけどな。
まぁ、パパと面識あるんだし、
そっちで覚えられても仕方ないの
かもしんないけど。
でもやっぱいい気がしなくて、
あたしの返事は愛想ないものに
なっちゃう。
イヤ……愛想のなくなるイチバン
の理由は、別。
矢崎さんとのことを知っちゃって
るから、もぉ、自然と声に嫌悪感
が出ちゃう。
それに松岡さんと連動して、
矢崎さんのことまで思い出し
ちゃうし。
――松岡さんも同じ時間帯に
来るって知ってたら、来なかった
のに……。
急にテンションが低くなった
あたしを、マッキーがチラッと
不思議そうな目で見てるのが
わかった。