《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
すれ違い 〜include 爽介side〜
☆☆☆☆☆
「どーしたんだ、あいつ……?」
つぶやいた声に、自分の名を呼ぶ
声が重なって、爽介は顔を上げる。
見ると厨房の入口に、珍しく真剣
な表情の見慣れた長身があった。
「蓮か、おつかれ」
笑顔で返事した爽介だったが、
それに返ってくる笑みはなく、
「爽介。
アリィ、ここに来た?」
「え?
あぁ、さっき通って声かけたん
だけど、『今日は帰る』っつって
行っちまった。
どした?
体調でも悪そうだったか?」
相手がニコリともしていない
ので、さすがに不穏な予感を
覚えて、早口にそう尋ねると、
「体調は……昼間は元気そう
だったけど。
さっき、店に矢崎さんが来たんだ」
「えっ!?」
予想もしてなかったセリフに、
思わず大きな声が漏れる。
「矢崎サンが? 何しに!?」
「どーしたんだ、あいつ……?」
つぶやいた声に、自分の名を呼ぶ
声が重なって、爽介は顔を上げる。
見ると厨房の入口に、珍しく真剣
な表情の見慣れた長身があった。
「蓮か、おつかれ」
笑顔で返事した爽介だったが、
それに返ってくる笑みはなく、
「爽介。
アリィ、ここに来た?」
「え?
あぁ、さっき通って声かけたん
だけど、『今日は帰る』っつって
行っちまった。
どした?
体調でも悪そうだったか?」
相手がニコリともしていない
ので、さすがに不穏な予感を
覚えて、早口にそう尋ねると、
「体調は……昼間は元気そう
だったけど。
さっき、店に矢崎さんが来たんだ」
「えっ!?」
予想もしてなかったセリフに、
思わず大きな声が漏れる。
「矢崎サンが? 何しに!?」