《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
――イミねーよ、これじゃ。
貢にしては、なかなかイキな
アドバイスをしたものだと思って
いた。
亜莉紗の恋心をイメージ化した
ものを、自分が作品にする。
試作中も楽しかったし、完成した
ら、自分にとっても亜莉紗に
とっても、思い入れのあるものに
なるだろうと信じていた。
でも―――。
「……お前がいなきゃ、イミ
ねーだろ……」
どこに行った?
どこに行くつもりなんだよ、
亜莉紗?
お前の居場所なんざ、決まってる
だろ。
「ったく……ナニやってんだろ
な、ホント」
再びフタをした小箱を握りしめて。
爽介はもう一度、震える呟きを
コンクリートの上に落とした……。
☆☆☆☆☆
貢にしては、なかなかイキな
アドバイスをしたものだと思って
いた。
亜莉紗の恋心をイメージ化した
ものを、自分が作品にする。
試作中も楽しかったし、完成した
ら、自分にとっても亜莉紗に
とっても、思い入れのあるものに
なるだろうと信じていた。
でも―――。
「……お前がいなきゃ、イミ
ねーだろ……」
どこに行った?
どこに行くつもりなんだよ、
亜莉紗?
お前の居場所なんざ、決まってる
だろ。
「ったく……ナニやってんだろ
な、ホント」
再びフタをした小箱を握りしめて。
爽介はもう一度、震える呟きを
コンクリートの上に落とした……。
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