《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「――矢崎サンのとこになんか
行かせねー。

それを、形で証明してやる」



「爽介―――!!」



あの一件以来、爽介の気持ちを
ハッキリと聞いたのは、それが
初めてだった。



――夢みたい。



だって正直、もう嫌われてるん
じゃ、とまで考えたりしたときも
あったのに。




『矢崎サンの所になんか行かせ
ない』。



そう言ってくれるってことは――
まだ、あたしを必要としてくれ
てるって。


そう思って、いいの……?




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