《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

キミの隣

     ☆☆☆☆☆



粉雪の舞う街中を歩いてきたのが
ウソみたいに、今は全身が熱い。


爽介の唇が触れたところが順番
に、熱を持ったように熱くなって
く感覚。



――このままバターみたいに溶け
ちゃえたら……。



消えてなくなるつもりなんて
さらさらないくせに、そんな考え
が頭をよぎる。


それくらい、あたしの肌に触れる
爽介の唇や指は熱くて、心地
よくて。


あたしの意識はもう、その心地
よさに溺れそうになってた。



――ふたりでこっそりホテルを
抜け出して、別のホテルへ。


そんな、少しだけ仲間に後ろめた
い状況が、あたしのテンションを
ちょっぴりおかしくしてるのかも
しんない。
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