《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「爽介ならできるって信じてる。

がんばって」


ここまで来たら、あたしにできる
のはもう応援だけ。


まっすぐに爽介を見て、力を
込めて言ったあたしに、爽介は
フッと柔らかくほほ笑んで、


「わかってるけど、お前にそう
言われるとやっぱ心強いな」


「え、そ、そう?//////」


「あぁ。

別にビビってるワケじゃねー
けど、なんか力出てくる」


「爽介……」


あたしのこんな言葉が役に立って
るなら、こっちこそ、それほど
嬉しいことはない。


予選のときも今も、本心は、応援
しかできないのがもどかしい
くらいなんだから。



「亜莉紗。

明日は1秒だって目を離さずに、
オレを見てろよ」


「え――――?」


突然ぐっとマジメになった声に、
あたしはついビックリして爽介の
顔を見ちゃったけど。
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