《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「えっ!?/////」


イキナリそんなズバッと聞いて
くる!?


言葉につまったあたしをフォロー
するように、爽介が口を挟んだ。


「相変わらず明け透けですね

まあ、そうですけど」


「へー♪

桐生クンはオフィスラブか。

いいなぁ、羨ましい限りだ」


「ナニ言ってんスか。

あんまからかわないで下さいよ」


苦笑いを浮かべる爽介に、矢崎
さんは『ゴメンゴメン』と謝って、


「こんなカワイイコ連れてたら、
つっこまないワケにはいかない
だろ」


なんて、茶化すふうでもなく
真顔で続ける。


マジメに言ってんのかな?

なんか、よくわかんない人。


あたしはたぶんフクザツな表情に
なっちゃってたと思うんだけど、
矢崎さんは特に気にする様子も
なく、


「今度は、ちゃんと予約して来る
といい。

僕がいるかどうかも、確認したら
答えてくれるよ」


穏やかな口調で、爽介にそう
話す。


「そーします」


短く答えて、今度こそ帰る準備を
整えるべく、爽介はあたしにも
メットを投げてよこした。
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