《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「それじゃーね。
きっと近々また会うだろう。
そのときはよろしく」
矢崎さんは笑顔で右手をあげる
と、ホテルの正面口に向かって
歩き出す。
爽介は『じゃぁ』と返して、
あたしは無言で会釈した。
去っていく矢崎さんの背中を、
あたしはついジッと見送る。
矢崎圭吾さん――なんだかフシギ
な空気をまとった人だったな。
あの人の作るスイーツって、
いったいどんなのなんだろ……。
その姿がドアの向こうに消える
まで、あたしはなぜか、目が
離せなかった――。
☆☆☆☆☆
きっと近々また会うだろう。
そのときはよろしく」
矢崎さんは笑顔で右手をあげる
と、ホテルの正面口に向かって
歩き出す。
爽介は『じゃぁ』と返して、
あたしは無言で会釈した。
去っていく矢崎さんの背中を、
あたしはついジッと見送る。
矢崎圭吾さん――なんだかフシギ
な空気をまとった人だったな。
あの人の作るスイーツって、
いったいどんなのなんだろ……。
その姿がドアの向こうに消える
まで、あたしはなぜか、目が
離せなかった――。
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