《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

ハチミツ色の時間

     ☆☆☆☆☆



「わぉ。

パーティー並みじゃねーか」


「イヤ、『並み』じゃなくて、
そーだから」


キレイにセッティングされた
会場を見渡しながら、あたしは
すかさず爽介に突っ込む。



審査結果発表と表彰はセレモニー
形式だって聞いてあったでしょ。

てか、そもそもなんのために
セミフォーマルで正装までしてる
と思ってんのよ。



――午後から始まるセレモニー
は、そのまま祝賀の晩餐会になる
予定。


だから関係者全員、ちょっぴり
めかし込んでこの大きな広間に
集まってきてるところ。


結婚披露宴みたいにチームごとに
丸テーブルが用意されてて、
ネームプレートもちゃんと置いて
あった。



「お、あったぞ。

ここだここだ!」


いち早く席を見つけた新条さんが
呼んでくれて、あたし達はすぐに
席につく。
< 311 / 348 >

この作品をシェア

pagetop