《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
当初の『計画』は失敗に終わった
わけだけど、それでもまだ、松岡
さんのためにあたしを引き抜き
たいんだろうか。
彼の心はわからないけど……最後
に話した日以来、ほんの少し
だけ矢崎さんの印象が変わった
ように、あたしは感じてた。
ひょうひょうとした、どこか
不思議な空気は変わらない。
でもそれがなんだか、ムリして
作られたもののように思える。
「矢崎サ―――」
爽介が矢崎さんに声をかけようと
してるのに気づいて、あたしは
あわててその腕をつかんで引き
止めた。
「!? ナンだよ?」
「今はいいわよ。後にしよう?」
「後? オレは結果発表前に
矢崎サンと話を……」
勝敗が明らかになる前に、この
戦いで今回のことにもケリを
つけることを話しておきたいの
かもしれない。
それなら―――。
わけだけど、それでもまだ、松岡
さんのためにあたしを引き抜き
たいんだろうか。
彼の心はわからないけど……最後
に話した日以来、ほんの少し
だけ矢崎さんの印象が変わった
ように、あたしは感じてた。
ひょうひょうとした、どこか
不思議な空気は変わらない。
でもそれがなんだか、ムリして
作られたもののように思える。
「矢崎サ―――」
爽介が矢崎さんに声をかけようと
してるのに気づいて、あたしは
あわててその腕をつかんで引き
止めた。
「!? ナンだよ?」
「今はいいわよ。後にしよう?」
「後? オレは結果発表前に
矢崎サンと話を……」
勝敗が明らかになる前に、この
戦いで今回のことにもケリを
つけることを話しておきたいの
かもしれない。
それなら―――。