《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「わかった。

話なら、あたしがする」


「お前が!?」


素っ頓狂な声をあげた爽介に、
あたしはもう一度深く頷いて、


「ウン。

ことの発端はあたしだから、爽介
の気持ちとあわせて、あたしが
ちゃんと説明してくる。

――松岡さんに」


「松岡サン?

矢崎サンじゃなくってか?」


「ウン。

松岡さんに、話したいの」



爽介は疑問の残る顔はしてた
けど、あたしの真剣な顔つきを
見て、任せようって思ってくれた
みたい。


ちょっと低い声でだけど、


「わかったよ。好きにしろ」


そう言って、あたしを送り出して
くれた。


――ありがと、爽介。


あたしは胸の内でお礼を言って
席を立つと、ゆっくりと松岡さん
に歩み寄る――。


「松岡さん。

少し、時間いいですか?」
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