《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「つまりそーゆーことだよ。

今のオレには、お前がいなきゃ
ダメなんだ。

お前が傍で笑ってないと、なんか
オレがオレじゃなくなる。

オレも別に、そんな強い人間じゃ
ねーしな」


ふてくされたように話す頬が、
ほんの少しだけ紅く染まってた。


あたしにだけ見せてくれる、爽介
の弱い心。


照れながらそれをさらけ出す姿。



「だーもうっっ!!

こんなことゼッテー言うつもり
なかったのに……!」


とうとう我慢しきれなくなった
のか、爽介が雄叫びみたいな
大声でわめき出した。


仕方ないから、あたしはその口を
ふさぐ。



「……公衆の面前で抱きしめるわ
わめくわ、ホント、恥ずかしい
ヤツね……」


あんまりそんなことばっかしてる
と、もう、一緒にいてあげないん
だから。
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