《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「ゴメンね、爽介。
あたし、がんばるから。
矢崎さんのお店にも、今度また
行こ?」
『あぁ、そーだな。
あの人の傾向はちゃんと掴ん
どいた方がいい。
ライバルはあの人だけじゃねー
けど、同じ国の代表ってのは
審査員にも比べられがちだから
な』
そっか。
ただ気になってたわけじゃない。
爽介が矢崎さんを『偵察』しよう
としてたのには、それだけの
理由があったんだ。
――それならなおさら、避けて
通れない。
きっと強力なライバルの気がする
けど、正面からぶつからなきゃ。
さっきまで見てた、矢崎さんの
色とりどりのスイーツが脳裏に
よみがえる。
でも、今度はそれを追い払ったり
しようとしない。
――負けないからね……!
不安を吹き飛ばすように。
あたしは心の中で、そう呟いた。
☆☆☆☆☆
あたし、がんばるから。
矢崎さんのお店にも、今度また
行こ?」
『あぁ、そーだな。
あの人の傾向はちゃんと掴ん
どいた方がいい。
ライバルはあの人だけじゃねー
けど、同じ国の代表ってのは
審査員にも比べられがちだから
な』
そっか。
ただ気になってたわけじゃない。
爽介が矢崎さんを『偵察』しよう
としてたのには、それだけの
理由があったんだ。
――それならなおさら、避けて
通れない。
きっと強力なライバルの気がする
けど、正面からぶつからなきゃ。
さっきまで見てた、矢崎さんの
色とりどりのスイーツが脳裏に
よみがえる。
でも、今度はそれを追い払ったり
しようとしない。
――負けないからね……!
不安を吹き飛ばすように。
あたしは心の中で、そう呟いた。
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