《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
☆☆☆☆☆
ソレイユ杯本選の、事務局本部
での説明会を3日後に控えた日。
久々に朝から事務所に来てた
らしい新条さんに、出勤すると
すぐ声をかけられた。
「あ、亜莉紗ちゃん、待って
たんだよ!
今日はオープン準備はいいから、
ちょっと来てくれるかな?」
新条さんは、パティスリー・ルナ
のマネージャー――つまり、
責任者。
年齢は知らないけどなかなか
オシャレなオジサマで、気さくな
性格のおかげで、かしこまらない
で話せる人。
だから、お店のスタッフにも
けっこう人気がある。
あたしにとっても、パパの指示で
身分を隠してこの店に入ることに
協力してくれた人だし、その後も
色んなことでお世話になってる、
信頼できるマネージャーだった。
「え、あ――ハイ!」
ウェイトレスとしては新米の
あたしをこんなふうに呼ぶって
ことは、ソレイユ杯に関することに決まってる。
ソレイユ杯本選の、事務局本部
での説明会を3日後に控えた日。
久々に朝から事務所に来てた
らしい新条さんに、出勤すると
すぐ声をかけられた。
「あ、亜莉紗ちゃん、待って
たんだよ!
今日はオープン準備はいいから、
ちょっと来てくれるかな?」
新条さんは、パティスリー・ルナ
のマネージャー――つまり、
責任者。
年齢は知らないけどなかなか
オシャレなオジサマで、気さくな
性格のおかげで、かしこまらない
で話せる人。
だから、お店のスタッフにも
けっこう人気がある。
あたしにとっても、パパの指示で
身分を隠してこの店に入ることに
協力してくれた人だし、その後も
色んなことでお世話になってる、
信頼できるマネージャーだった。
「え、あ――ハイ!」
ウェイトレスとしては新米の
あたしをこんなふうに呼ぶって
ことは、ソレイユ杯に関することに決まってる。