《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
それに、説明会が迫ってるのに、
まだちゃんとしたサポートチーム
のこととか聞いてないし。


だからそれが用件だってことは
明らかだった。


背筋をピンと伸ばして返事した
あたしは、そのまま新条さんと
マネージャールームに入る。


中にはもう、何人かのメンバーが
集まってて、あたしを待ってたっ
ぽかった。


一斉にあたし達を振り返った
顔ぶれは――、


まずパティシエの3人――爽介、
雫、そしていつもクールなメガネ
イケメンの一ノ瀬 貢(いちのせ
・みつぐ)。


それにホールチーフのマッキーと
、サブチーフの南さんの計5人。


――え……。

なんか店の主要メンバーほぼ
揃ってるんだけど……まさかこれ
がサポートチームのメンバー??


そうそうたるメンバーからの
視線を浴びて少し面食らった
あたしを置いて、新条さんは
みんなに向かって、


「よし、揃ったんで始めるぞー。

厨房の仕事が止まっちゃってる
から、10分くらいで手短にいく
からな」


そう声をかけながら、みんなの間
を縫って自分のデスクについた。
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