《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜

温和な味方とアダルトな敵

     ☆☆☆☆☆



そうして。



待ちに待った、説明会の日――。



あたしとマッキーは、早番の仕事
を1時間早く抜けて。


爽介と雫は勤務終わりで、新条
さんも交えた全員で、事務局
本部に向かう。


新条さんの説明によると、正確
にはソレイユ杯を主催する財団
法人の日本支部にあたるから、
『本部』ってゆーのはあくまで
俗称らしいんだけど。


とにかくその事務局ってゆー所が
、パリで決定したことを今日、
あたし達に伝えてくれて。


他にも渡仏の手配とかパリとの
連絡とか、コンクール終了までの
サポート全般をしてくれるって
ことだった。



場所は、二次予選会場になった
専門学校と同じ、代々木。


新条さんに案内されるままたどり
着いたのは、駅から10分ほど
歩いた所にある、真新しいビル。


そのうちの1階を、その法人が
借りてるみたいだった。


「ちょうどいい時間だな。

爽介、鈴原(すずはら)さんとは
連絡とれてるのか?」


ビルの入口に着いた時点で、新条
さんが思い出したように爽介に
尋ねる。
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