《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「旬のものと、日本ならではの
もの、か……」
「そっ。
むしろ20種類もあんなら、ある
イミそれ入れんのは必須だな。
で、全体的なバランスとかも
考えると――」
「――そこから、他のものを
考えてくこともできるわけね」
言葉尻を引き取って答えたあたし
に。
爽介は『そーゆーコト♪』って
ちょっと偉そうな笑顔を浮かべる
と、スッとグラスの片方を差し
出した。
少し背を伸ばして、それを受け
取って。
クルクルとグラスを回しながら、
あたしは少し考えてみる。
開催は12月だから、その頃に旬な
日本の食材っていうと……。
「みかんとか柚くらいしか思い
付かないけど……」
「いいと思うぜ。
柑橘類とチョコは相性いいからな」
ワインを一口飲んでから、爽介は
サラリと評して、
「けどま、時間はまだある。
今ここで焦って決める必要も
ねーよ。
それよりお前は、今日はオベン
キョーだろ?」
「……それもそーね」
もの、か……」
「そっ。
むしろ20種類もあんなら、ある
イミそれ入れんのは必須だな。
で、全体的なバランスとかも
考えると――」
「――そこから、他のものを
考えてくこともできるわけね」
言葉尻を引き取って答えたあたし
に。
爽介は『そーゆーコト♪』って
ちょっと偉そうな笑顔を浮かべる
と、スッとグラスの片方を差し
出した。
少し背を伸ばして、それを受け
取って。
クルクルとグラスを回しながら、
あたしは少し考えてみる。
開催は12月だから、その頃に旬な
日本の食材っていうと……。
「みかんとか柚くらいしか思い
付かないけど……」
「いいと思うぜ。
柑橘類とチョコは相性いいからな」
ワインを一口飲んでから、爽介は
サラリと評して、
「けどま、時間はまだある。
今ここで焦って決める必要も
ねーよ。
それよりお前は、今日はオベン
キョーだろ?」
「……それもそーね」