《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
「爽介、ナニしてんのよ??

洗いづらいじゃない!」



てゆーか、いつのまにこっち来て
たんだか。

水音で気づかなかったけど。


「――イヤ。

お前、変わったなぁと思ってさ」


あたしの髪の毛に顎をうずめて、
爽介がポツリとつぶやくように
言った。


「……は? 

ナニよ、イキナリ?」


「言葉のまんまだけどさ。

いつのまにかお前、すっげー
変わってたんだってことに、
改めて気づいた。

前の亜莉紗だったら、今みたいに
チームの仲間を気遣ったりとか
頼ったりとか、きっとしないだろ」


真後ろにぴったりくっついて
話してるもんだから、爽介の呼吸
と声にあわせて、振動が伝わる。

それに何より、髪にかかる息が
ものすごくくすぐったい。


あたしは身をよじりながら、


「……そんなことないわよ。

てゆーか離しなさいってば」


でも爽介は、わざと両腕に力を
込めて、さらに拘束を強くして、
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