《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
     ☆☆☆☆☆



次の日。


夕方になってから、予定通り
ミーティングが行われた。


鈴原さんも、専門学校の講義の
都合をつけて来てくれて。


『チーム桐生』第1回目のミー
ティングの議題は、主に今後の
流れ。


本選までのすべては、店の業務も
こなしながらやってかなきゃいけ
ないから、そーゆー予定も、
けっこう大事になってくる。


だから今日は、日本に残る貢も
話し合いに参加してた。



「んじゃ、11月頭から中旬は
クリスマスケーキの考案と試作に
当てるとして。

爽介もその間は、一旦コンクール
の試作は中断ってことでいいな?」


イロイロ意見を出しあった結果を
まとめて、新条さんが念のため
爽介に確認する。


「リョーカイ。

クリスマスも手ぇ抜くわけには
いきませんからね」


「そうだね。

去年のメニューのリピーターも
多いだろうけど、やっぱ人気が
集まるのは新作だもんね」


頷いた爽介に、マッキーが言葉を
添えて。
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