《完》極上☆SWEETS!!② 〜蜜色の凱旋門〜
周りと爽介を交互に見ながら、
目線でそれを訴えるけど。
爽介はサッパリわからないみたい
で、ひとり眉をひそめてる。
あたしは諦めて、
「……だから、あたしだけが
そこまでさせてもらうのは、
申し訳ないでしょ」
ため息をつきながら、説明する。
爽介は目を点にして、
「――は?
んなこと気にしてんの?」
「するわよっ!!」
てゆーか、スイーツ業界でのペー
ペー度も考えたら、しないワケに
いかないでしょっ!?
思わず眉尻を吊り上げたあたしの
すぐ傍から穏やかな声があがった
のは、そのとき。
「――いいんじゃないの、別に」
「え………?」
あたしはハッとして声の主の方を
見る。
「雫―――」
え……。
今の、聞き間違いじゃない、
よね?
……しょーじき、イチバン不服に
思うとしたら雫なんじゃない
かって思ってたから、驚きを
隠せない。
だって雫はパティシエだし。
それに……ついこの間まで、
爽介に恋してたはず。
目線でそれを訴えるけど。
爽介はサッパリわからないみたい
で、ひとり眉をひそめてる。
あたしは諦めて、
「……だから、あたしだけが
そこまでさせてもらうのは、
申し訳ないでしょ」
ため息をつきながら、説明する。
爽介は目を点にして、
「――は?
んなこと気にしてんの?」
「するわよっ!!」
てゆーか、スイーツ業界でのペー
ペー度も考えたら、しないワケに
いかないでしょっ!?
思わず眉尻を吊り上げたあたしの
すぐ傍から穏やかな声があがった
のは、そのとき。
「――いいんじゃないの、別に」
「え………?」
あたしはハッとして声の主の方を
見る。
「雫―――」
え……。
今の、聞き間違いじゃない、
よね?
……しょーじき、イチバン不服に
思うとしたら雫なんじゃない
かって思ってたから、驚きを
隠せない。
だって雫はパティシエだし。
それに……ついこの間まで、
爽介に恋してたはず。