同居生活?!


「すぐ許したんでしょ?全く郁は人がいいんだから」



「仕方ないと思ったの。
あの先輩たちだって、如月先輩が好きだから、ちょっと行きすぎてしまっただけ。
つらかったけど、先輩たちもつらかったんだよ、きっと!!」



そんなわけないじゃんっ
郁のほうが、耐えて耐えて…
弱さを先輩に見せまいと、必死に笑っていたじゃない。


夜だってきっと、寝られない日もあったはず…



「郁、優しい子ね?
大好きよ」



郁の頭をなでながら、言ってあげた。


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