同居生活?!
『ダメな男』


「そう…高部に話すのもなんだけどさー…」


今は高部と電話中。

学校ではあまり話せないから、夜にこうして電話をしている。


唯一の連絡手段といえば、これぐらいしかない…。
お互い寂しいとしても、これが俺達の選んだ道。

高部がそう言ってくれた。


『先生?いい男になるんじゃなかったの?それに、先生はダメなお琴なんかじゃないよ。
私を救ってくれたし、生徒も先生を慕ってる」


なんだかとても感動。


高部、お前がそう言ってくれるだけで、俺はそうなんだ、と納得してしまう。
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