同居生活?!
俺は今、高部に支えてもらってる…


それじゃあ、俺が高部の隣にいる意味がない。

俺が先生だから、余計に高部につらい思いをさせてしまうにちがいないんだから…
隣にいてほしいときに、隣にいられないときだって、あるはずなんだから…

だから俺は、高部を支えれるような男になりたい。


高部を、支えられるような…ビックな男にっ!!!



「で、生徒に手を出してしまった…と?」


「まぁ、そうなります…ね」


「は~ぁ、何やってるんだよ、お前は!!そうなることは一番つらいと知っているのはお前だろう?!
なのにっ、なのにお前はっ!」


前でこうして俺に殴りかかろうとしている人は、俺の上司であり尊敬する人。
平塚さん。



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