同居生活?!
「俺は、俺は学校を去ります。」


そう、これが高部にとっても俺にとっても最善な策だと思うから…


平塚さんは、何かを考え込むような顔をして、目の前にあるビールを飲んだ。


「お前にそれなりの覚悟があるのはわかった。
ひとつだけ言っておく。
その生徒がつらいとき、そばにいてほしいとき、お前は隣にいれないんだ。
それを乗り越えていくことが、お前の試練だな。
まっ、頑張れよっ?
俺も、応援してるからな」


平塚さん…
俺、わかってる。
これから高部がつらい思いをさせてしまうかもれないこと…
それを乗り越えなければ、これからの俺達に未来はないこと…


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