年上の事情
「ど、どうして!?ねぇ、どうして!?」
「元カノから電話があったんだ。ヨリを戻したいって。だから――――――」
シンヤさんに電話をかけて来たその元カノは、シンヤさんと同い年の19歳。
あの日―――ノゾミちゃん達と夜遊びをした日にフラれたらしい。
ノゾミちゃんのお兄さんが
「パァーッと遊びに行こうぜ」と、シンヤさんとノゾミちゃんを誘って
そして、私の事も誘ってくれたらしい。
「ヤダッ、別れたくないっ!私、元カノに勝てるように頑張るから!だから別れるなんて言わないで!」
「いい加減にしてくれよ…。っていうか、普通に気づけよ。中学生のガキなんか相手にするわけねぇだろ!恥ずかしいんだよ!」
あぁ、なぁんだ。
別に、本気になってくれてたわけじゃなかったんだ。
そりゃそうだよね。
こんな子供、相手に何かしないよね。
馬鹿だな、私。
あんなかっこいい人が私を好きになってくれる訳ないのに。
それでも――――――…
「うぅっ、ひぃ、ひっく…」
干からびるんじゃないかと思うぐらい、次から次へと涙がこぼれる。
「元カノから電話があったんだ。ヨリを戻したいって。だから――――――」
シンヤさんに電話をかけて来たその元カノは、シンヤさんと同い年の19歳。
あの日―――ノゾミちゃん達と夜遊びをした日にフラれたらしい。
ノゾミちゃんのお兄さんが
「パァーッと遊びに行こうぜ」と、シンヤさんとノゾミちゃんを誘って
そして、私の事も誘ってくれたらしい。
「ヤダッ、別れたくないっ!私、元カノに勝てるように頑張るから!だから別れるなんて言わないで!」
「いい加減にしてくれよ…。っていうか、普通に気づけよ。中学生のガキなんか相手にするわけねぇだろ!恥ずかしいんだよ!」
あぁ、なぁんだ。
別に、本気になってくれてたわけじゃなかったんだ。
そりゃそうだよね。
こんな子供、相手に何かしないよね。
馬鹿だな、私。
あんなかっこいい人が私を好きになってくれる訳ないのに。
それでも――――――…
「うぅっ、ひぃ、ひっく…」
干からびるんじゃないかと思うぐらい、次から次へと涙がこぼれる。