めっちゃ♥好きやねん
「しゃーないやん。
 好きじゃなくなったんヤシ!」

そうやって、ちょっと拗ねて言うと
あきれて笑いながら悠斗がベッドに腰掛けた。


「あのなー。うちの部の後輩もっと大事にしろや~」

なんて言ってくる。そりゃー、悠斗は野球部のキャプテン
やし、その幼なじみと付き合って別れた
井上は悠斗に愛想が悪くなるかもしれない。


「でも、あたしには関係ないじゃん」

そう言いかえしてやった。

「あのな…」

そう言って、顔をズイッとちかよってきた。
おいおいおぃ。近い!!近いよ。

この前まで、こんなことには慣れていたのに、やっぱ好きになった
今は、この距離に果てしなくドキドキしてしまう。


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