Melted Love 〜溶ける愛〜


ケイの幼なじみとして生まれたその日から、きっと私の運命は決まっていたのかもしれない。




だけど…


そんな風にケイに弄ばれるだけの運命なんて、簡単に受け入れる事なんて出来ないの。



「ケイこそどうなのよ?」



こうして私がケイに返す言葉も、セオリー通り。もう何万回この質問を返しただろうか。



そして、そう質問を返せば、ケイが答えるまでの間…私の心は凍りつく。



彼女が出来たと言われたら、心が締め付けられるのを我慢して微笑まなければならない。



彼女は居ないと言われたら、ホッとして頬が緩むのを気づかれないように微笑み返さなければならない。



久しぶりの問いかけに


果たして私は上手く笑う事が出来るだのろうか?



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