秘 め ご と 。


先生に腕を引っ張られ、大人しく座席に座る。


…そこで、太ももから少し血が出ているのが見えた。


帰ったら消毒しようとか思い、スカートで隠した。



━バッ



「え…っ?ちょっと先生?」



隣で、エンジンをかけていた先生がいきなり私のスカートをめくって来た。



「…せんせー、スカートめくりなんて。あなた何歳ですか」



「血出てる…」



「あ。帰ったら消毒し…んっ…ちょ…っ」



「止血」



そう言って上半身だけ私に覆いかぶさり、私の太ももを丁寧に舐めてくる先生。



「…本当に、んっ…せんせ…」


しぶとい先生に私の感覚も麻痺してくる。


「…っ…やめ…。れ、冷徹っ」



「………。」



…あ。やば
ついつい出ちゃった。



顔だけ上げて、眉をピクリと動かす先生。



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