Secret Kiss
あたしは走って瑛斗の家から出て来た。

涙が止まらなかった。

この日あたしは一晩中眠れなかった。

次の日葵に「目腫れてるよ!どうしたの?!」って言われちゃった。
葵に昨日のことを話したら「そんな男願い下げだよ!別れて正解!!」って慰めてくれた。
ほんとうに葵には感謝してる。
葵はあたしの親友。
葵に何度助けられたことか…。



これがあたしの過去。


最悪なところを見てしまったけど見たことで別れらえたし、最悪な男だって気付けた。


あたしはこの日から宣言した。


もう2度と恋はしない。
って誓った。


あたしはフリーになったって噂がいつの間にか流れていた。
そのせいか男子が寄って来るようになり、告白される日々が毎日だった。

もちろん高校に上がっても告白されない日はなかった。

あたしは葵に相談すると「瑠華は可愛いからモテるんだよ!彼氏もういないしね!」と言われた。

今までそんなことがなかったから最初は慣れなかったけど、もうすっかり告白されるのが当たり前のようになってしまった。

すべての告白はお断り。
それがあたしの法律。



しかし…。
そんなあたしの人生を変えた男が現れた…。

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