青春の扉~誰にも言えない~
バックを置いて私もいつもの席に座った。


本を取りに行くふりをして先輩に近づく…


今日こそ声かけて――…








「………っ」



あまりの心拍数に息の仕方も一瞬忘れた。



…結局そのまま通り過ぎて本棚に向かった。



ってやっぱ私、全然言えてないし…



とぼとぼ席に戻り、明日の英語のテスト勉強を始めた。



< 12 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop