青春の扉~誰にも言えない~
★
――次の日
いつものように遅刻しそうで廊下をバタバタ走り抜く。
勢いよく教室のドアを開けるなり
「せ、セーフ……」
息を切らした私はホッとした。
けどすぐに「アウト!!」と健一の声が聞こえた。
「え?もう出席とったの?!」
ハルやクラスの皆を見るとニヤニヤ笑ってた。
「え?まだ予鈴3分前だよ?マジ?」
すると健一が
「ぶはっ!!何だよその顔!!笑」
「え?何が?」
「ヨダレの跡」
「え?!!」
咄嗟に口元を押さえると、「うっそー♪」なんて全然可愛くない表情を健一が私に見せた。
拳を握る私。
いつものように遅刻しそうで廊下をバタバタ走り抜く。
勢いよく教室のドアを開けるなり
「せ、セーフ……」
息を切らした私はホッとした。
けどすぐに「アウト!!」と健一の声が聞こえた。
「え?もう出席とったの?!」
ハルやクラスの皆を見るとニヤニヤ笑ってた。
「え?まだ予鈴3分前だよ?マジ?」
すると健一が
「ぶはっ!!何だよその顔!!笑」
「え?何が?」
「ヨダレの跡」
「え?!!」
咄嗟に口元を押さえると、「うっそー♪」なんて全然可愛くない表情を健一が私に見せた。
拳を握る私。