キミは向日葵
いやな奴




私は大野 由美。
中学一年生。


クラスにとっても
大嫌いな奴がいる。


「ブリッコしてんじゃねえよ。」

ほら今日も来た。

奴の名前は
橋本 優也。

顔はまぁ、イケメン?
けど性格は激わる!!

すっごいむかつく。

「ブリッコしてないよ?」

確かに私は
ブリッコしてる…。
だってだって
モテたいじゃん!!

そのおかげで
彼氏もいたりする。
結構かっこいい彼氏。

割りとモテるし
競争率高めなのに
選んでもらって
こんなんで
ブリッコやめれると思う?

クラスでも
わりとモテる方なの。
中学入って
まだ一学期なのに
もう7人にも
告白されちゃった。

もうやめられないっつーの!!

「はぁ?俺マジお前みたいなの無理だわ〜」


うっざうっざうっざー。

無理なら関わんな!
こっちこそ無理!

でも皆の前だから…


「ゆみ、もともとこうゆう性格なの。ごめんね?
そうゆう事言われると
傷付くって言うかぁ…」


「自分の事ゆみとか言う時点で終了、じゃあね」


そう言って橋本は
男子の群れに
紛れていった。

むーかーつーくー。



「大野、また意地悪されてたのか」

笑いながら彼氏と
その友達が来た。

彼氏の名前は村上 湊。
友達は林 智也。


「村上くん、橋本くんひどいよ〜。
ブリッコって言う〜。」


すると智也が

「ゆみそれ素なのにな。」


村上くんは
クールで紳士。

智也は
イケイケのやんちゃくんって感じ。



「うん。そうだもん。」



皆騙されてる。






橋本はいつも
私の顔を見るたびに
つっかかってくる。

友達は好きだからとか言うけれど
絶対違う。
険悪感漂ってるし。


あーむかつくー。






「大野、今日一緒に帰るか」



「えっ……うんっ♪」





ま、いっか!






私は今
幸せだもん♪
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