楽しい日常
「愛~、悠も男だぞ~」
「知ってるよ?見て分かるじゃない」
「…分かってないじゃない」
分かってるのになぁ…。
そういえば、悠も言ってたな。
「……僕も男だよ」
……ちゃんと、知ってるよ。
だって腕だってたくましくて、腰にある手から、力が伝わってくる。
ちゃんと男なんだよね。
「………う」
そのとき、悠の顔が動いて、胸まで来た。
…………っ!!
パシンッ
「…っつ!!」
「悠起きなさい!!いつまで人の上に乗ってんの」
「ん~。…あれ?なんで僕、愛ちゃんの上に乗ってんの?」
「いいからどいて」
「あ、ごめん…」
悠がどいてからも、さっき悠の顔が私の胸にあったのにイラつく。
その後私が悠と三日間喋らなかったのは、言うまでもない。
リビングにて
~END~