バナナオ・レ
「お前・・・高1の白倉だろ?」
「・・・へ?」
「高1の割には病気みたいにちっせぇ体して、バイ菌みたいにウジウジしてて、
でも金パのイキッていやがる白倉凛音だろ?」
ゴキブリでも見てるような目であたしを睨んでくる。
病気・・・
バイ菌・・・
イキってやがる金髪女・・・
やっぱ皆そう思っているのかな?
「おい、バイ菌」
初めて会った日にバイ菌呼ばわりとかされたくねーし。
どうせバイ菌ですけどね
「なんですか」
でも今は聞く耳持たなくちゃ。
「かばん当てたお詫びは体で払え」
「え・・・」
まさかの③?
「俺と寝たらさっきぶつけた事チャラにしてやる。聞かねーと・・・」
「聞かないと何ですか?」