バナナオ・レ




ねぇお兄ちゃん。

あたしね・・・

さっきの路地裏で怒ったこと、本気で怖かったんだ。

お兄ちゃんがいたから救われた。

はんたいに言うと、お兄ちゃんがあの時いなければ・・・






あたし、さっきの出来事はお兄ちゃんと出会うためだったんだと思ってる。

って勝手に言っちゃっているけど。

あの出会い・・・別名"運命"






うん。



本当にあれは運命だったんだ。

それは奇跡。






心の中でさんざん語って、あたしはそのまま眠りについた。


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