バナナオ・レ
「音羽おはよう♪」
「凛音どしたのっ?何かテンション高いじゃん!」
「わかるの?」
音羽は勘もいい。
「何かおでこに書いてあったの♪」
なんじゃそりゃ(笑)
「"テンション高いです"って書いてあった?」
「そんな感じ!んーというか、
"昨日イイことありました"的な!アハハ!」
音羽は1人で盛り上がっている。
どうしてこの子は・・・
「音羽、あんた凄いよ」
「私、昔から勘はイイって言われてんの!」
と言いながらあたしの背中をバンバンと叩く音羽。
こんな奴に音羽はどうして構うのだろう。
幼馴染だから?
音羽に似合う友達なんていーーっぱいいるのに。
「凛音、急に暗い顔してどったの?私が何でも相談のるよ!」
「え・・・・ありがと音羽」
音羽は優しい。
あたしは昨日の出来事を音羽に話すことにした。