バナナオ・レ




「白倉さん?ボーッとしないでノート取りなさい」

なんだそんな事か。

書く気はないんだよなぁ。

あたしなんかさっさと置い・・・

「白倉さん!!!」

ザマスがものすごい剣幕な顔であたしを睨んでいる。

変なこと言ったかな?

もしかして全部口に出してたかも・・・





「ザマ・・・ッ、先生!具合悪いので保健室行ってきます!!!」





ザマスの返事を聞かずにあたしはサッと教室を去って保健室に行った。

別に具合なんて悪くないけど、どこか落ち着けるところに行きたかった。

教室だと、ザマスのキーキー声がうるさいんだよね。






保健室はとても静かで、先生も誰もいなかった。

あたしはすぐ横にあったベッドへとダイブした。



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