バナナオ・レ





「え?」


あたしがもう一度聞き返すと慶太はベンチから離れてあたしの顔に自分の顔を近づけた。

ドキ

何でこんな接近してんのかな?

何かすっごい恥ずかしいんだけど。



慶太は自分の口をあたしの耳に近づけて囁いた。


「ん。・・・もう俺帰るな。

"デート"に付き合ってくれてサンキュ」



チュッ




・・・・・・・・・・チュ?




なんかほっぺに甘い感触が。

ほっぺからドキドキしてる。


え、何なの?

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