バナナオ・レ





もしかしてキス?(ほっぺだけど)

我に返ると、急に顔がほってっていくのがわかった。

慶太の方を見ると、もう向こうに消えていた。




ほっぺに触れた甘い唇。

そして耳に伝わる甘い息。




ドキドキがとまらなくって。

この気持ちがあまりにも新鮮すぎて。

不覚にも涙を一粒流してしまった。



悲しい涙じゃない。

これは嬉しい涙。

嬉しすぎる涙なんだ。






< 72 / 75 >

この作品をシェア

pagetop