盃に乾杯!?
私は夜中目が覚めた。


「グッスリ寝てる。」


大杉は寝息を立てて、
私は大杉の寝顔を眺めていた。


私の事を、
幼い時からずっと、
見ていたなんて知らなかった。


あの当時の私は、
家が極道という事を、
あまり理解していないから、
何故大勢の男の人が、
沢山いるんだろうと思っていた。


小学校に上がるのと
同時にいじめにあって、
誰とも友達が出来なく、
好きになった・・・。


好きな人もいたが、
家が極道だと言うだけで、
何度も振られた・・。


そしていつの間にか、
私の目には、
沢山の涙が浮かべていた。
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