盃に乾杯!?
「行こう!!」


私の腕を持って、
大杉は歩き始めた。


「逃げるのか?」


加藤君の言葉で、
大杉の足は止まって、
加藤君を見た。


「別に。


香澄をお前の近くに
いて欲しくないから。」


「そうなのか?


俺が怖くって、
香澄が俺を選ぶと、
思ったのか?


まあ悪くないな?」


加藤君はニヤリと
笑ったけど
目は真剣だった・・・。
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