盃に乾杯!?
「無理。


お前の手を離したら、
絶対に逃げる。」


「逃げないわよ。」


私は怒っていっても、
彼には通用しなかった。


車の中に入っても、
手を握られたまま。


「今日から俺の事、
大五郎と言え。


お前の事は、
香澄と呼ぶから。」


「無理!!!」
と叫ぶ前に、
私の口を塞がれた。


初めてのキスが、
こんな男に奪われた・・。
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