盃に乾杯!?
「初めてだろう?」


唇を離すと、
大杉がニヤリとした顔で、
私に聞いてきた。


「・・・。」


「ホントウブな香澄。


学校に着いても、
堂々として歩けよ。」


すると、
車が学校の校門前で、
止められた。


「さあ。」


私は手を繋がれたまま、
大杉の後に出ると、
当たり前だけど、
注目の的になっていた。
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