盃に乾杯!?
私達は家を後にした。


「菜々?」


「香澄・・・。

私、信也の事を諦める。」


「何で?」


「仕方ないよ。


向こうも私の事を、
無視したし、
目も合わせてはくれなかった。」


菜々の口から出てきた
言葉だけど、
本心では無いと感じた。


だって、
菜々の目には沢山の
涙が溢れていた。


そして彼を見た
菜々の顔が物凄く可愛く
感じた・・・。

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