盃に乾杯!?
「何で?」


「自分の立場を考えたら
諦めるしかない・・。」


「そうだな。」


こんな悲しい事を、
菜々は望んではない筈。


だって、
好きな人と一緒になりたいのが
本音じゃないの?


「香澄?」


私達3人の所に、
深刻な顔の菜々がやってきた。


「どうしたの?」


「私・・・


お見合いをする事に
なったんだ。」


私は開いた口を
閉じる事が出来なく、
菜々を見つめるしか
無かった・・・。
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