盃に乾杯!?
「来いよ。」


加藤君がいきなり
言ったので、
何だろうと思っていたら、
信也さんが現れた。


「こんにちは。」


「どうも。」


何だか初めて会ったけど、
緊張のあまりと、
菜々の事で頭が回らない。


「香澄のお節介焼きが、
お前に会いにきた。


多分松下の事で、
お前を説得に来た?
そうだろう?」


私は頷くと、
信也さんは何も言わずに、
ただ黙っていた。
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