盃に乾杯!?
しばらくして、
信也さんと菜々が帰って来た。


「怒られた・・・。」


菜々の表情は、
やはり暗かった・・・。


「当たり前だろう?」


大杉に言われたけど、
2人がぎゅっと手を握っている
事に私達は気付いていた。


「組長に破門されても、
殴られてもいいです。


俺、自分の気持ちに
嘘を付いていたから、
お嬢を泣かせていました。」


信也さんの決心に
私は本当に菜々が好きだと、
これから2人は
大丈夫だと思った。
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