盃に乾杯!?
「赤ちゃんでも
出来たと思ったわよ。」


「はあ???」


確かにエッチはするけど、
大杉はやたらきちんと
避妊はしてくれる。


私の安全日でも。


「早く孫欲しい?」


私の問い掛けに、
母はこう言った。


「そりゃ早く欲しいけど、
貴方は大学に進学をするの?」


「何で?」


「昔から大学まで
絶対に行くって言っていたから。」


私は素直に頷いた。


別に資格を取りたいとか
関係は無いんだけど、
極道の世界にいたら、
世間と離れる感覚を持っていた。



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