盃に乾杯!?

すれ違いの生活

「ただいま・・。」


誰もいない部屋に、
私は独り言の様に呟いた。


最近大杉とは、
全くって言っていいほど、
会ってはいない。


一緒に暮らしているくせに・・・


私はある決断をしてから、
2人で暮らすマンションに
戻ったけど、
最近大杉の帰りが遅い。


私がベッドに入ってから、
数時間後に帰ってきて、
何も言わずにベッドに
潜り込んで寝てしまう。


そして朝も同じ。


私より先に起きて、
何処かに行ってから、
学校にやってくる。
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