盃に乾杯!?

大切な道

ちょっとお腹が
大きくなったけど、
3学期はほとんど
学校に行かないで済み、
家でいたから楽だった。


「今日でお終い。」


「何がだ?」


「制服姿だよ。」


「今日で卒業したら、
明日からもっと忙しくなって、
香澄に負担をかけるかも?」


「大杉がいるから、
別に構わないよ。」


私がそう言うと、
何だか怒った顔をして、
私を抱きしめた。


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